本事業は多摩市より委託を受け、南多摩薬剤師会が主体となって実施しております。
厚生労働省における、糖尿病性腎症重症化予防プログラムに則った事業です。
本プログラムは、糖尿病が重症化するリスクの高い医療機関の未受診者・受診中断者について、関係機関からの適切な受診勧奨、保健指導を行うことにより治療に結びつけるとともに、糖尿病性腎症等で通院する患者のうち、重症化するリスクの高い者に対して主治医の判断により保健指導対象者を選定し、腎不全、人工透析への移行を防止することを目的としています。
多摩市における事業の特徴としては、
◆厚生労働省が策定した「糖尿病性腎症重症化予防プログラム」の活動
◆特徴は薬局薬剤師の介入
◆保健指導を薬局が実施するメリット
・地域密着
・医療資源として広く面で展開
◆薬局薬剤師の可能性を見出す
が挙げられます。
多摩市においては、平成30年度事業から薬剤師が介入開始しており、2022年で5年目となっています。
また、南多摩薬剤師会に委託されてから、2022年で、2年目となります。
対象者に対してのフォロー体制です。
薬剤師による、目標設定、服用全般の質問、フォロー体制はもちろんの事、
管理栄養士より、食事指導(面談)、健康運動指導士監修の動画にて、日々の運動補助など、
が特徴となっています。
実際の流れとしては、お薬を調剤薬局でもらう際、面談を実施します。(場合によっては、電話などで対応)
目標の設定であったり、困った事等の相談・疑問などに薬局薬剤師が対応します。
下記は必須条件となります。
◆多摩市 在住の国民健康保険被保険者
◆年度末において72歳未満の方(昭和26年4月1日以降に生まれた方)
◆多摩市医師会加入医療機関に通院中、または事業開始までに受診できる方
◆令和3年度の本事業に参加していない方
かつ、下記の1つでも該当していたら対象となります。
①糖尿病の診断がある方
②糖尿病薬の処方がある方
③明らかな糖尿病合併症がある方
④過去1年以内の検査値が、Hb1Ac(NGSP値)6.5 % 以上または、空腹時血糖 126 mg/dL 以上 もしくは随時血糖値 200 mg/dL 以上